PHPエンジニアは学歴なしでもなれる？

学歴なしでも大丈夫？

学歴がなくてもPHPエンジニアにはもちろんなれます。エンジニアの世界に入るためにまず必要なのは、専門知識よりもコミュニケーション力なんです。
エンジニアの仕事って、作りたいものを思いつきで作るのではなくて顧客が作りたいと思っているものを形にすることですよね。そうだとすると、求められているものを作るためには相手の意図を正しく把握しなければなりません。そこで必要になるのが高いコミュニケーション力です。そして、その次に重要になってくるのが学ぶ意欲です。ITの世界は技術がみるみる進化していくので、状況の変化に追いつきながら必要なものを吸収していく努力が欠かせないんです。壁にぶつかってもあきらめずに努力し続けるためには、仕事に対する責任感を持って自分の心と身体をうまくコントロールしていかなければなりません。
エンジニアとしての専門知識が最初からあったほうがいいことは確かですが、仕事に就いてからでも十分間に合います。採用側が一番気にしているのは、専門知識よりもコミュニケーション力や意欲、自己管理力だと思っておきましょう。そのあたりの能力を自信を持ってアピールできる実績などがあればかなり有利ですよ。自分で作ったプログラムを採用側が見られるように公開しておくなどすれば、学歴に関係なくエンジニアとしての資質でちゃんと見極めてもらえます。

学歴が関係ないかというと必ずしもそうでもない

ではエンジニアにとって学歴なんて無意味かというと、それはそれで少し極端な考え方になってしまうかもしれません。
高い学歴があるエンジニアは専門知識が基礎からしっかりしていることが多いので、採用側が即戦力を求めている場合には学歴が有効だったりもします。ITに関する専門用語が理解できると、エンジニア同士の会話がスムーズになりますよね。教育の手間やエンジニアが一人前に育つまでの期間が省けるというのは、喉から手が出るほどエンジニアが欲しい現場にとって魅力的です。
また、学歴が高い人はその学歴を手に入れるためにかなりの努力を続けてきた人と評価されます。合格という目標に向かって受験勉強をコツコツと続けて結果を出しているというのは、立派な実績のひとつになるのです。エンジニア職であり続けるためには、受験と同じくあきらめずにコツコツ勉強し続ける力が必要です。そうなると、高い学歴もエンジニアになるための武器になります。応募者が多い大企業が学歴である程度判断するのは、学歴を手にするまでのプロセスからその人の意欲や頑張り方がある程度わかるというのもあるんです。学歴がなくてもエンジニアにはなれますが、学歴があれば選択肢を増やすことができるのです。